日本の鍵とフランスの鍵

海外生活は長く パリには7年住んでおりました。
最初はカルチェラタンのオデオンの地下鉄からすぐの7階の屋根裏部屋でした。アパルトメントと言いますが、日本のマンションです。

マンションは広い通りブルーバードに面しており中庭がおりました、7階の屋根裏部屋へはマンションの玄関をまず通らなければならないんですが、大抵のマンションは治安のため暗証番号の付いた鍵が施錠されてます。部外者は入れないんです。
屋根裏部屋にはマンションの中庭にある螺旋に近い階段から登らなくてはいけないのです。
屋根裏の住人はエレベーターを使うことはできません、屋根裏の住人とマンションの住人は別なんです。マンションの防犯対策でもありますが。屋根裏部屋は6畳程度の物置程度、昔は女中部屋と聞いております。ドアにはほぼ日本と同じ程度の鍵が付いております。貧乏学生の私は当時その屋根裏部屋に1年ほど住んでおりました。屋根裏部屋の鍵はそれで十分でした。
なんせそこに泥棒が入ることはまったく考えられませんから。

でも6階から下のマンションの鍵は厳重で大抵の扉は3個の鍵が付いておりました。フランスの鍵は日本のより倍ほど大きな鉄のかんぬきがガチャとともにかかる感じで最初は何故3個も鍵が必要なのか分かりませんでしたが やはり海外では防犯対策がとても重要で進んでいるんだと感じました。

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